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企画展のお知らせ「いたばしアニメ博」

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教育科学館では、12月23日(土)より、弊館研究員の山端が担当しているラボ「IMAGE EFFECT」の特別企画「いたばしアニメ博」を開催します。誰もが一度は子供のころに魅了されるアニメーション。なぜ人は動くイメージに思わず見入ってしまうのでしょうか?本企画展「いたばしアニメ博」ではアニメーションの原理を支えるテクノロジーと印刷と光学の観点から「動き」への科学的探究にスポットを当てます。展示会場では映画発明以前に親しまれた光学玩具に加え、フィルムが水平に走る最初期の映写機や、蓄音器のレコードとつないで聴きながら見るアニメーションなど、奇妙な古い映像装置たちがユニークに動きながら、みなさんの好奇心に応えます。また、担当の山端研究員が発見したアニメーションフィルムを交えながら、100年前の人々がどのような映像(イメージ×アート×サイエンス)を体験していたのか、当時から現在にいたるまでの視聴覚環境を追体験して深めます。

1. 「いたばしアニメ博」について

▼開催日|
2023年12月23日(土)から2024年2月4日(日)  9時00分から16時00分まで

▼参加費|
入場無料

▼会場|
2F 教材製作室

▼主催|
板橋区立教育科学館

▼学術協力|
日本映像学会メディア考古学研究会、福島可奈子 (早稲田大学)、松本夏樹 (大阪芸術大学)

▼技術協力|
菊田鉄男 (kWorx)

▼美術協力|
伊東 雄高 (映像作)、吉田 航 (メディアアーティスト)

▼担当|
山端 健志 (板橋区立教育科学館)

2. 「いたばしアニメ博」の先行イベント

「日本マンガキャラクター生誕100周年記念 玩具映画・幻燈・レコード上演――正チャンとノンキナトウサン」

世界初の長編アニメーション映画を制作したとされるディズニー創立100周年の今年、日本のキャラクター漫画のはしりである『正チャンの冒険』(朝日新聞他連載)と『ノンキナトウサン』(報知新聞他連載)もまた生誕100年を迎えます。
それを記念して、12月23日より開催予定の企画展『いたばしアニメ博』の先行イベント「日本マンガキャラクター生誕100周年記念 玩具映画・幻燈・レコード上演――正チャンとノンキナトウサン」を開催することとなりました。
本イベントでは、日本映像学会メディア考古学研究会監修の下、日本有数の非劇場型の視聴覚機器コレクションである松本夏樹コレクションの中から、正チャンとノンキナトウサンに関する玩具映画、幻燈、レコード、紙フィルムなどを厳選して、当時の子供たちがお茶の間で楽しんだ、全く同じ方法で上演いたします。
また先日、担当する山端研究員が発見した玩具フィルムが、2023年10月14日付『朝日新聞』夕刊9頁の記事「戦前の?アニメ 奈良にフィルム 100年前連載の4コマ漫画「正チャンの冒険」」に掲載された「奈良市の山里で見つかった」劇場公開用フィルム断片の続きである可能性が高いことが判明したため、こちらもあわせてご披露いたします。
大人から子供まで楽しめる企画となっておりますので、お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。


▼開催日|
2023年12月16日(土)

▼時間|
①10:30~11:00 ②12:30~13:00 ③14:30~15:00

▼定員|
各回20名

▼参加方法|
【予約不要】当日参加
1F受付にてチケットをご購入後に会場の2F教材製作室にお越しください。
※途中入退場、撮影、録音はご遠慮ください。

▼参加費|
1人500円(2歳以下無料) ※1F受付にてお支払いください。

▼会場|
2F教材製作室

▼主催|
板橋区立教育科学館

▼学術監修|
日本映像学会メディア考古学研究会、福島可奈子 (早稲田大学)、松本夏樹 (大阪芸術大学)

▼技術協力|
菊田鉄男 (kWorx)

▼イベント詳細|
https://animedb.jp/2023/11/12901