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企画展のお知らせ「震災の記録と記憶展」

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1923年9月1日午前11時58分に発生した関東大地震。その被災状況が記録されたもっとも古いニュース用の映画フィルムを、弊館の山端研究員が新たに発見しました。100年の時を経て劣化の進んだフィルムは、一部が融解・固着した状態でしたが、それを修復して複製フィルムの制作に成功しました。大地震発生からちょうど100年目の本年9月1日に合わせて、新発見フィルムの上映会などを行う企画展「震災の記録と記憶」を開催いたします。インターネットもテレビもラジオも普及していない当時、震災がどう伝えられてきたのかを、絵葉書やフィルムなどさまざまなメディアの追体験をします。また、再び大規模災害に見舞われライフラインが途絶したとき、健康や安全を確保するためにどのような備えをしておく必要があるのか、避難所でできるライフハック工作などをしながら考えます。

実施イベント

1. ニュース映画「関東大震災」上映

デジタル復元された、関東大震災を記録した2つの映画(およそ15分間の無声映像)をループ上映いたします

▼開催日|
9月2日(土)、3日(日)、5日(火)、6日(水)、7日(木)、8日(金)、9日(土)
※9月4日(月)は休館となります。

▼時間|
9:00~16:00 (最終入場15:50)
※9月5日(火)、6日(水)、7日(木)、8日(金)は、平日ですが、9:00~地下科学展示室をご利用いただけます。

▼定員|
なし

▼参加費|
無料

▼会場|
1Fホール(階段前)、地下科学展示室(展示室内、ビデオシアター)

▼主催|
板橋区立教育科学館

▼学術協力|
日本映像学会メディア考古学研究会、福島可奈子 (早稲田大学)、松本夏樹 (大阪芸術大学)

▼技術協力|
菊田鉄男 (kWorx)

▼企画協力|
板橋区

2. フィルム上映実演「関東大震災を伝えたメディアたち」

複製フィルムを100年前に実際に使われていた映写機を使って上映します。その他、絵葉書幻燈、紙フィルム映写機など、関東大震災を伝えたメディアたちについて今回のフィルムの発見者である研究員山端が解説します。

▼開催日|
9月2日(土)、3日(日)、5日(火)、6日(水)、7日(木)、8日(金)、9日(土)
※9月4日(月)は休館日となります。

▼時間|
問合せ多数につき、急遽回数を増やしました。
⓪9:30~10:00 ①10:30-11:00 ②12:30-13:00 ③14:30-15:00
※9月9日(土)のみ⓪9:30~10:00の回が増えます。

▼定員|
各回25名

▼参加方法|
【予約不要】当日参加
1F受付にてチケットをご購入後に会場の2F教材製作室にお越しください。
※途中入退場、撮影、録音はご遠慮ください。

▼参加費|
1人500円 ※1F受付にてお支払、朝9:00より受付開始いたします。9月2日(土)、3日(日)、9日(土)のみ8:30より全ての回の整理券を配布します。
9月5日(火)、6日(水)、7日(木)、8日(金)は整理券の配布は行いません。朝9:00より受付開始いたします。


▼会場|
2F教材製作室

▼主催|
板橋区立教育科学館

▼学術協力|
日本映像学会メディア考古学研究会、福島可奈子 (早稲田大学)、松本夏樹 (大阪芸術大学)

▼技術協力|
菊田鉄男 (kWorx)

▼企画協力|
板橋区

3. 「避難所でつくるライフハック工作」

大規模災害によって、水道・ガス・電気などのライフラインが長期間止まったとしても、水・火・電気を得るための備えや工夫について展示します。緊急災害時用高性能浄水器を使って、汚れた水から飲料水をつくる体験も行います。また、避難所で物が足りない時に備えて、新聞紙を使って生活用品をつくる工作ワークショップも行います。

▼開催日|
9月2日(土)、3日(日)

▼時間|
9:00-16:00 ※11:30-13:00はお休み

▼定員|
なし

▼参加費|
無料

▼会場|
2階実験室1および実験室2

▼担当|
池辺靖、野田大地、竹村稲穂

▼協力|
株式会社エイアイティ