夏が近づいてきましたね!

チョウが花の周りを飛んでいるのを見かけることも増えてきました。ほとんどのチョウは幼虫では葉を、成虫になると花のミツや樹液を食べ物とします。

三連チョウ

チョウの中でも、小型であるシジミチョウの仲間にはそれ以外の物を食べる種類もいます。今回はそんなチョウと食べ物を紹介したいと思います!

アリからもらうよクロシジミ! アリを食べるぞゴマシジミ!

シジミチョウの仲間には幼虫・さなぎの時にアリと暮らす種類がいます。クロシジミゴマシジミもその1種です。

クロシジミゴマシジミは、アリと似たにおいを発したり、体から甘い汁をだしてアリに提供します。

アリは、クロシジミゴマシジミの幼虫の体をなめてきれいにすることで、共に暮らします。

ところで、そのクロシジミの幼虫がいったい何を食べて育つのかというと…アリからエサを分けてもらうのです!

アリに餌をわけてもらうシジミチョウ幼虫+背景

一方でゴマシジミの幼虫は、アリの巣に入る前の小さな頃はワレモコウなどの花を食べて育ちますが…ある程度大きく成長すると、アリの巣に運ばれて、アリに世話をされます。

そして、なんとアリの幼虫を食べてしまいます!お世話をしてもらいながら、アリの幼虫を食べてしまうなんて、ビックリですね。

そんなチョウの幼虫たちですが、羽化して成虫になると、アリと似たにおいがなくなってしまいます。アリから攻撃されないように、成虫になると大急ぎで巣穴から脱出するようです。

アブラムシが好きゴイシシジミ!

お次に紹介するのは、ゴイシシジミ。名前の由来は、裏面の模様が囲碁(いご)で使う碁石(ごいし)を並べたように見えるためなのだとか。

ゴイシシジミ標本写真
囲碁と碁石

そんなゴイシシジミの食べ物は、ササやタケにつくアブラムシ!幼虫はアブラムシそのものを、成虫はアブラムシの出す汁を食物としています。

幼虫の全ての期間で肉食のチョウは珍しく、日本ではゴイシシジミだけだといわれています。科学館2Fの昆虫標本にもありますので、来館した際は探してみてください。


今回紹介したシジミチョウ以外にも、食べ物に注目するとおもしろい昆虫がたくさんいると思います。みなさんも、ぜひ調べてみてくださいね!

担当:科学班

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