鉱物というのは自然にできた結晶のことです。

硫黄水晶も鉱物です。

それらの名前にも表れているように、鉱物の色は本当にさまざま!

色は鉱物を見分ける時のとても大事な特徴になります。

パッと見ただけで名前が分かる詳しい人もいます。

でも…鉱物の世界は奥深い!

パッと見ただけでは分からないもう一つの色も持っています。

こすれば分かる!条痕色

ここに磁鉄鉱(じてっこう)とトルコ石という鉱物があります。

磁鉄鉱とトルコ石

磁鉄鉱は黒色、トルコ石は青色ですね。

この二つの鉱物を表面がザラザラした白い陶器(とうき)と黒い紙やすりでこすってみると…どうでしょう?

条痕色比較
(クリックで拡大)

板とやすりに色が付きました。

このように鉱物がけずれて粉になった時の色を条痕色(じょうこんしょく)といいます。

磁鉄鉱の条痕色は黒色

一方のトルコ石の方は白色です。

見た目の色と同じ条痕色を持つ鉱物もありますが、見た目の色とは違う条痕色を持つ鉱物もあるのです。

本物?おろか者?

さて、この金色に輝くこの鉱物の名前は何でしょうか?

黄鉄鉱

見た目は金色…これはもしや!?

こういう時は確認が大事ですよ。

本物の自然金であれば、金色の条痕色になります!

条痕色は…

黄鉄鉱の条痕色

黒色でした。

金色ではなかったので、この鉱物は自然金ではありません。

この鉱物の正体は黄鉄鉱(おうてっこう)

「おろか者の金」なんてあだ名があるくらい金とよく似ていて、本物の金と間違えてしまう人もいます。

でも、条痕色を見れば金ではないことが分かるんです。

今回は陶器と紙やすりを使いましたが、コンクリートブロックなどかたくてザラザラした表面を持つ物なら同じように条痕色を調べることができます。

紙やすりは、紙の部分はやわらかいですが、表面にとてもかたい粒がぬりつけられているのでやはり鉱物をけずることができます。

では、陶器などよりもかたい鉱物だとどうなるでしょうか?

その場合は陶器などの方がけずれてしまい、条痕色を見ることができません。

でも大丈夫!

条痕色の正体は、鉱物の粉の色

金づちで鉱物を粉々に砕き(もったいないけど!)、粉の色を見ればいいんです。

(鉱物を金づちで砕くときは、軍手と安全眼鏡をしてけがをしないように気を付け、きずが付いても良い物の上でしましょう。)

 


見た目の色だけでなく「条痕色」も大事な特徴。

見た目の色が似ている鉱物、果たして同じものでしょうか?

ぜひ条痕色も調べてみて下さいね!

担当:科学班

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